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構造にこだわる

耐震等級3標準仕様

2023年9月

尾本住建では、地震や台風等のような災害により耐えることのできる基準である耐震等級3を標準仕様でご提案します。耐震等級3とは品確法で定められています。建築基準法で規定されている基準の1.50倍の地震力に倒壊・崩壊しない強度です。(建築基準法=耐震等級1は震度6強~7の地震力で倒壊・崩壊しない程度)

2023年9月以前はオプション

耐震等級1は、建築基準法で規定されている「震度6〜7の大地震でも倒壊・崩壊しない」ことを基準にしています。震度6〜7の大地震でも倒壊・崩壊はしないが、損傷は受けるといわれています。

耐耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の耐震強度が必要になります。長期優良住宅の認定を受けるためには、耐震等級2以上の強度でなければなりません。

耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の耐震強度が求められます。住宅性能表示制度で定められた耐震等級の中で最も高い等級です。耐震等級1の2倍以上の強度という言葉も聞きますが残念ながら壁量計算の基準だけです。耐震等級の多数ある基準項目の一つだけです。

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建物が耐震等級3と認められるためには、住宅性能評価機関等にに申請する必要があり、費用がかかります。正式認定を受けない場合、建物を建てた住宅会社以外による評価書が無く、実際の耐震性能はその建物を建てた住宅会社しかわかりません。また、耐震等級3によって受けることができる、地震保険の割引や金利の引下げといった優遇も受けることができない可能性がほとんどです。ただ、耐震等級3の建物と同じ水準の住宅も存在します。「相当」といわれるものです。耐震等級3相当でも良いとお考えの方は、耐震等級3相当の住宅を建てている住宅会社に、どのような計算に基づき耐震等級3相当だと証明しているのかを確認してみることが必要になります。※壁量のみの基準なのか、基礎・梁せい・床倍率も検討しているのか等。

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万が一に備えて

基礎を強固に計画することは、台風や地震等の災害時にも生命を守るという大切な役割があります。世界からみても日本は地震の多い地域になり、四国も地震の脅威にさらされています。過去に、地震の発生が少ないと言われていた地域でも多くの地震が発生し、どこにいても安心はできないという時代を、私たちは生きていかなければなりません。

地震以外でも台風にも十分耐えられる強度の基礎を計画しなければなりません。基礎と上部構造は密接な関係です。どちらか一方にこだわればいいのかというと、そうではなく両方について、十分な強度を発現できるようにしなくてはなりません。尾本住建では、出来上がってしまえば後から確認が困難になる基礎構造についても創業当時からのこだわりがあります。

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防蟻処理を施工したのち、土間シートを施工します。これは、地中にこもった湿気などの流入を防いでくれます。そして、捨てコンクリートを施工した後に、下記のような鉄筋工事に進んでいきます。

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ベタ基礎(基礎幅150mm・鉄筋径13mm・立上り縦鉄筋150ピッチ・横鉄筋は200ピッチ※土間は150×150ピッチ)や耐震金物(ホールダウン金物等)等公庫基準を上回る独自基準を採用。縦・横・土間に用いる鉄筋すべてを、異形鉄筋径13mmに統一しています。基礎構造に用いる鉄筋は、丸鋼鉄筋ではなく異形鉄筋を仕様とするこどわりは、丸鋼より異形のほうがコンクリートとの付着相性が優れているからです。※犬走りや駐車スペースのコンクリートに用いる鉄筋は丸鋼になります。

万がいちの地震や台風等の災害が発生した場合に備えて、基礎や木構造にこだわります。仕上がってしまえば後から確認できない部分だからこそ、しっかりとした材料を使用し適切な施工をする。創業当時からのこだわりが、時代の変化とともに進化しながら成長し続けています。

木造構造にこだわる

仕上がってからは分からないけど​、とても大切な部分です

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柱 は ヒノキ・スギ を 土台 は ヒノキ と高品質な国産木材
梁・桁・棟木・母屋 は耐久性に優れた ベイマツ を仕採用

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理想の注文住宅を実現するために、尾本住建ではヒノキをはじめとする高品質な国産材を使うことにこだわっています。特にヒノキ・スギは強くて軽いのが特徴で、定量あたりの計測では圧縮・引っぱりに対する強度は鉄よりも優れているという結果が出ています。

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そのため、日本では古来より木材が最も優れた建築用素材として、柱や梁などの構造材から天井・障子等まで幅広く用いられてきました。また、木造住宅には「夏は涼しく、冬は暖かい」という住環境を作れるメリットもあり、室内の湿度変化に合わせて湿気を吸収・放出するので部屋の調湿機能も果たしてくれます。

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その他にもカビの増殖を抑えたり、ダニや白アリを防ぐ作用も認められています。このように優れた特性を持つ木材を、当社では一括大量仕入れと徹底したコスト管理により抜群のコストパフォーマンスでご提供しています。


基礎と構造は、住宅の安全性を決める重要なポイント。当社で手がける住宅は、柱をヒノキ又はスギの4寸柱(120mm角)又は3.5寸柱(105mm角)です。


3.5寸柱(105mm角)を仕様とする理由は、モデュールが関係します。モジュールとは間取りを計画する中で基準となる重要な基本寸法体系のことです。

 

一般的に四国で用いられる多くのモジュールは、910・950・985・1000になります。この寸法は柱と柱の中心間の寸法です。910モジュールで間取りを計画する場合、バリアフリーを確保する有効寸法が不足する恐れがあるため、3.5寸柱(105mm角)を用いることを標準仕様としています。

見るからに頼もしい骨太な構造躯体が、住まいへの安心と信頼をもたらします。この安心への追求は県内でも当社がいち早く取り組んできたと自負しており、事実これまでに志を同じくする工務店による現場の視察も数多く受け入れてきました。

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